七月下旬の東京。
お台場の展示場で賃貸管理の広さに圧倒された航平は、仕事帰りの澄香と自由が丘で待ち合わせる。
まだ覚え始めたばかりの実務。
目の前に並ぶ管理システム、家賃保証、見守り、修繕、入居者対応。
「自分はまだ何も分かっていなかったのかもしれない」――そんな思いを抱えた航平を、澄香は路地裏の古いうなぎ屋へ連れていく。
その後、二人は Bar Setouchi Breeze へ。
夏の桃を贅沢に使った「夏霞のピーチ・フローズン」を前に、仕事のこと、暮らしのこと、幼なじみという近すぎる距離のことを、少しずつ言葉にしていきます。